アルゴリズムの適用は、検査分野におけるAOI(自動光学検査装置)アルゴリズムの適用における重要な部分です。Shenzhou Vision AOIには20以上のアルゴリズムがあり、各アルゴリズムには特定の目的があります。したがって、さまざまなAOIアルゴリズムに精通し、理解した上で、各検査項目にAOIアルゴリズムを適用することが、AOIエンジニアが検査プログラムを作成するための前提条件です。
空のはんだ付けは、主に炉後のはんだ付けの検査に使用されます。空のはんだ付けのROI領域は、はんだ接合部の半田盛り上がり領域であり、はんだ接合部に空のはんだ付け現象がないかを検出します。空のはんだ付け現象とは、はんだ接合部にハンダがなく、単なる銅箔の状態を指します。空のはんだ付け現象の色特性は、高輝度で赤みがかった色度です。空のはんだ付けの検出に採用されているアルゴリズムは「TOCアルゴリズム」であり、そのデフォルトパラメータは次のとおりです。
| パラメータ | パラメータ範囲 |
|---|---|
| 赤色範囲間隔 | (65, 180)で、下限は65、上限は180です。 |
| 緑色範囲間隔 | (0, 70)で、下限は0、上限は70です。 |
| 青色範囲間隔 | (0, 60)で、下限は0、上限は60です。 |
| 輝度範囲間隔 | (80, 255)で、下限は80、上限は255です。 |
| 決定範囲間隔 | (20, 100)で、下限は20、上限は100です。 |
上記のパラメータは、色度三角形で次のように表されます。
Shenzhou VisionのAOIアルゴリズムの主な用途は、空のはんだ付けです。
①は色抽出のパラメータ領域であり、②はパラメータで表される画像領域です。